沈殿池(ちんでんち)

 

こちらは「薬品沈殿池(やくひんちんでんち)」と呼ばれる施設です。
生物処理施設から流れてきた水に、PAC(パック)と呼ばれる凝集剤(ぎょうしゅうざい)を入れ、水の汚れをかたまりにして取り除く施設です。 PAC(パック)を入れると、生物処理施設ではきれいにできないような、細かな汚れを集めてかたまりにすることができます。
この汚れのかたまりを「フロック」と言って、かきまぜる速さをおそくしていくと、少しずつフロックが大きくなります。ある程度大きくなったらフロックがしずむのを待ちます。しかし、そのまま待っていると時間がかかります。水面の近くの水はきれいになりますが、深いところはフロックが浮いています。
そこで、傾斜板(けいしゃばん)を設置します。傾斜板(けいしゃばん)にそって、フロックが落ちていきます。
そして、きれいな水を次の施設に送ります。

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