・・・どんぶらこ、どんぶらこ・・・
こんにちは!ボク、いばかっぱ。
今日は、県南水道事務所の「利根川浄水場」にやってきたよ!
あっ、門が閉まっている!インターホンを鳴らしてみようっと・・・
ピンポーン♪
はい、利根川浄水場です。
浄水場のたんけんで来た、いばかっぱです。今日はよろしくお願いします。
お待ちしてました。門を開けるので、正面玄関までお越しください。
とことことこ・・・
やあ、いばかっぱくん利根川浄水場へようこそ。
門は、セキュリティ対策のために常に閉めていて、入退場者を管理しているんだ。いばかっぱくんも受付をお願いしていいかな。
わかりました。
かきかき・・・
ありがとう。じゃあ、さっそく場長室に案内するね。
いばかっぱくん、こんにちは。よく来てくれたね。
利根川浄水場は、茨城県南部の取手市にあって、昭和57年から水道水をつくっているんだ。
現在は、龍ケ崎市、取手市、牛久市および利根町を管轄している茨城県南水道企業団と守谷市に水道水を送っているよ。
屋上から浄水場の全景をみてみよう!
今までたんけんしてきた企業局の浄水場のなかで、一番東京に近くて、天気がよければ富士山やスカイツリーもみえるよ。
夏には、河川敷で花火大会が開催されて、花火がとてもきれいにみられるんだよ。
あと、取手市はアートのまちとして有名で、市内のいろんなところにアート作品があるから帰りにみていくといいよ。
わぁ楽しそう♪帰りによってみます!
今までいろんな企業局の浄水場をたんけんしてきたと思うけど、まだ見たことないようなところの案内を予定しているから、気をつけていっておいで。
いってきまーす!
こんにちは、いばかっぱくん。案内を担当する岩﨑です。よろしくお願いします。
まずは、利根川浄水場に導入している生態監視装置をみにいってみよう。
水戸浄水場でも金魚が飼育されている水槽をみたと思うけど、この装置も同じ役割で、金魚を飼育することで川の水が安全か確かめているんだ。
この装置の特徴は、金魚がいる水槽に、センサーが設置してあって、異常が発生したときに知らせてくれるようになっているよ。
その他に、監視カメラも設置してあって、いつでも様子を確認できるようになっているんだ。
この装置のおかげで、河川の突発的な水質事故などにも迅速に対応できるんですね!
次は、脱水機棟にいってみよう。
ここは、川の水をきれいにするときに取りのぞいた汚れの水分を少なくする施設で、水分が減って汚れが集まり泥のようになったものを「汚泥ケーキ」と呼んでいるんだ。
汚泥ケーキは、10トン程度溜まったら、トラックに載せて外の処分場で処理をしているんだよ。
利根川浄水場の汚泥ケーキは、「造粒固化」という処理を行って、「盛り土材」などのリサイクル製品として、道路や工業団地の土地造成などに再利用されているんだ。
今から汚泥ケーキを、処分場のある浄水場発生土処分業者に運ぶみたいだから、あとをついていってみよう。
わかりました。
シートベルトをしめて・・・、しゅっぱーつ!
いばかっぱくん、ここが汚泥ケーキの処理をしている処分場だよ。
中の案内は、飯倉職員にお願いしてあるから、ヘルメットをかぶっていっておいで。
やあ、いばかっぱくん。よく来たね。
ずい分遠かったでしょう、疲れなかったかい?
大丈夫です。それより、はやく汚泥ケーキがどう処理されていくか知りたいです。
よーし、じゃあ行くか!
わぁ、汚泥ケーキがトラックから落ちてきていっぱいたまってる。
汚泥ケーキをベルトコンベアで造粒固化機という機械に入れるんだ。そこで固化材という薬を混ぜて製品を作っているんだよ。
次は、製品になった土を見せてもらおう。
これが製品になった土だよ。
こうやって汚泥ケーキから作られた土が、建設工事などで有効活用されているんだ。
へぇー、汚れが資源に変身するなんて!驚きです。
じゃあ、そろそろ浄水場に戻ろうか。
はーい!
すやすや・・・
いばかっぱくん、起きて、浄水場についたよ!
長旅で疲れたろうから、今日の案内はこれで終わりにするね。利根川浄水場にたんけんにきてくれてありがとう!
一部しか紹介できなかったから、またたんけんにきてね!
はい!
今日一日、案内ありがとうございました。
帰りにちょっと寄り道!
つりびとだ・・・ 前衛的だ・・・
まるーい・・・ はやく春にならないかなぁ・・・
次回は、水質管理センターに遊びにいくよ! 楽しみにしていてね。
(記事:利根川浄水場/撮影協力:大泉砕石株式会社)
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