こんにちは!ボク、いばかっぱ。
今日は、県西水道事務所の「水海道浄水場」にやってきたよ!
今回で9か所目の浄水場探検だ!何が見れるか楽しみだなぁ♬
- いばかっぱ
おや?出迎えてくれている人たちがいるよ。
あの人たちに浄水場のことを聞いてみよう!

- なかむーさん(場長)
いばかっぱくん。ようこそ水海道浄水場へ。
水海道浄水場のことを知りたくて探検に来てくれたんだね。
ここでは、川の水を処理して、みんなの家庭で毎日使われている水道水と、工場で物を作ったりするときに使う工業用水を送っているんだよ。
- えじまっち(技師)
最初に水道水が出来上がるまでを説明するね。
水海道浄水場で水道水の原料となる水は、利根川、鬼怒川からくみ上げているよ。
- いばかっぱ
違う川からくみ上げているんだね。浄水場までどのくらいの時間がかかるのだろう。
- えじまっち
利根川の水は、約10km離れた小山取水所から約5時間、鬼怒川の水は、約8km離れた板戸井取水所から約4時間かけて、浄水場に到着しているんだよ。

- いばかっぱ
ゆっくり流れてくるんだね。
- えじまっち
そして、浄水場へ到着した水は、「混和池」→「フロック形成池」→「薬品沈殿池」→「オゾン接触池」→「生物活性炭ろ過池」→「急速ろ過池」の順番で処理をするよ。
それから浄水池にためて、坂東市、古河市、常総市、つくばみらい市、境町に送っているんだよ。
- いばかっぱ
オゾン接触池は、霞ヶ浦浄水場で見てきたよ!
でも、オゾンってどんなものなのかよくわからないな・・・
- えじまっち
オゾンとは、汚れやばい菌、カビ臭さなど、嫌なにおいのもとをバラバラにする強い力をもった気体なんだ。
このブクブクと出ているのがオゾンで、接触槽の中で水と接触させているよ。

- おかちゃん(主任)
つぎに、工業用水が出来上がるまでの説明をするね。
工業用水の原料となる水は、利根川、鬼怒川でもなく小貝川からなんだよ。

- いばかっぱ
え!全部で3か所も水をくみ上げる場所があるんだ。
- おかちゃん
小貝川から到着した水は、「混和池」→「フロック形成池」→「薬品沈殿池」で処理をするよ。
それから「配水池」にためて、守谷市、坂東市、古河市、常総市、つくばみらい市、境町の工場に送っているんだよ。
工場に送った水は、機械を冷やしたり、物を洗ったりと、色々な使い方で使われていて、その一部は、お父さんたちが大好きな、あの有名ビールの原料にもなっているんだよ!
- いばかっぱ
僕のお母さんも美味しく飲んでいるよ。

- おかちゃん
では、管理本館の屋上から水海道浄水場の施設を見渡してみようか。

- いばかっぱ
水海道浄水場からも筑波山が見えた!
あれ?空っぽの池があるけど、何か故障でもあったの?
- おかちゃん
故障ではないよ!
ここはフロック形成池、こっちが薬品沈殿池で、機械の点検のために水が抜いてあるんだよ。

- いばかっぱ
深っ!!
とても深くてビックリしたよ!

- おかちゃん
このギザギザについているのが、傾斜板といって汚れを沈めやすくするためのものだよ。
下に見えるは、汚れをかき集めるための機械で、汚泥掻寄機というものなんだよ。

- いばかっぱ
このクレーン車は?

- えじまっち
活性炭の入替を行っているところだよ。
活性炭の表面には目では見えない小さなすき間が空いていて、そのすき間にオゾンでバラバラになった汚れや臭いのもととなるものを取り込む力があるんだ。
だけど、長い期間使っていると取り込める力が弱くなってくるから、新しい活性炭に交換しているんだよ。
- いばかっぱ
活性炭にもすごい力があるんだね。
- ぐれさん(副場長)
以上で浄水場の案内は終わってしまうけど、いばかっぱくんはミュージアムパーク茨城県自然博物館に行ったことはあるかな?
日本最大級の自然体験型の博物館で、館内には動く恐竜のコーナーなどがあるんだよ。
利根川を下る前に寄り道して行ってはいかが。
- いばかっぱ
恐竜?面白そうだから寄り道して行こうっと♬

次回は「利根川浄水場」に遊びに行くよ!利根川を下っていくから待っていてね♪
【記事:水海道浄水場/撮影協力:茨城県自然博物館】